これができない人間が最近は多い。
育てる気が失せる。
指導するのも嫌になる。
何のこと言ってるのか、当事者はわかるわな?
弊社はそもそも変わった風土の会社である。
『業務時間中もいつもLINEを気にしろ。』
これ、会社のルール。
盛りだくさんのグループLINEがあって、最近は業務連絡はほとんどLINEだ。
中にはクライアントごとのグループLINEや、内定者同士のLINE、各オフィスごとのものなど、合計で20グループぐらいあるだろうか。
中でもグループLINEが最も効力を発揮するのはコンペ当日の出陣式後の社員全員からの応援メッセージや、コンペ勝利報告後の同じく祝福メッセージなど。
もらった当事者たちはメンバーの暖かさを感じ、嬉しさが倍増する。
そんな中、未だ初受注を成し遂げない新人営業マンがひとり。その男が関わったコンペ案件の途中経過について先方から連絡があり7社の中で3社に残っている旨の報告を本人が全社グループLINEでしたわけだ。
当然、関係者は『この調子で受注を!』とか『最終結果が待ち遠しいね!』とか優しいことばをLINEに入れる。
それに気を良くしたバカたれが『結果が出るまで自分にやれることをやります!』とかわけのわからんことをLINE上で宣言するという茶番。
はぁ?
結果が出るまで自分にやれることをやりますだぁ?
じゃあその日までにお前に何ができるんや?
やれることがあったら言ってみろ。
そもそも自分が主人公だと勘違いしてるわ、こいつ。
そんでもってメンバーに優しいことばを掛けられて、まるで受注した時の喜びと同じような気分に浸りたいのか?
情けない。
その行動を叱責するヤツがいないことも含めて。
結局は人の気持ちを考えず、すべてが自分本意だからこそこういう行動を取る。
もしもこいつが少しでもこのコンペに関わった制作メンバーのことを思うならこうした行動は絶対に取らない。
3社に残ったから何だと言うんや?
俺たちは今日までにいったい何度2位だったと言われて悔し涙を流したことか。
民主党の気の強い女性議員が言ってたよな?
『2位じゃダメなんですか?!』
2位じゃダメなんだよ。
1位じゃなきゃすべては水の泡なんだ。
みんなの苦労はこれっぽっちも報われないんじゃ。
それをたかだか7社の中の3社に残ったからって舞い上がりやがって。
しかもほとんど何もやれてないてめえがメンバーに称賛される資格がどこにあるっちゅうんじゃ?!
MJ度、残念ながら0。いや、マイナス。
暖かさと馴れ合いは違うんだ。
他のメンバーもよく考えろ。
中途半端な優しさは本人をダメにする!