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Channel: 「マネーの虎」岩井良明 応援記
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俺はやっぱり幸せだ。

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三日前。

朝会前の弊社東京オフィスは、一通の採択通知の手紙によって歓声に包まれた。

そして昨日。

今度は夕方の弊社名古屋オフィスが、一本の採択通知のメールによって歓喜に湧いた。


これって、どこの広告代理店にもある光景なんだろうか…。

ふと考えてみた。

少なくとも受注した案件を外注に出す営業主体の広告代理店には味わえないことなんじゃないか。

営業マンが必死にアポ取りをして、企業や学校に訪問する。

コンペ参加の資格を獲得した後、営業と制作が一緒にオリエンに参加。

社に戻り、営業マン・ディレクター・デザイナー・コピーライターがチームを組み、企画を練る。

夜を徹して制作チームがカンプや企画書を作る。

営業マンは練りに練った見積りを作成し、周辺の資料を作る。

前日の深夜には全員で束見本やプレゼンのためのカンプや企画書を製本する。

プレゼン当日、案件に関わったメンバー全員で『勝負の儀式』として『カツ』を食べる。

すべてを託されたプレゼンテーター(私)が渾身の気合いでプレゼンをする。

そして結果が出る。

『勝利!』

関わった人間だけでなく、すべてのメンバーでこの喜びを共有する。

この瞬間のために。

敢えて言う。

この瞬間のためだけに、みんな頑張るんだ。

最高じゃないか。

こんな感動が味わえるのは、MJが営業と制作が一体となった仕事をしてるからだもの。

これって、モノリスの受験の合格発表日に似てる。

やっぱり俺たちは感動を味わえる仕事をさせてもらえてるんだって、つくづく思う。


数十年前、俺は大学の応援団でやっぱり数え切れないほどの感動を経験した。

百のうち九十九は死ぬほど辛くてしんどいことばっかりだったけど、たった一つの感動があったから耐えられた。

例えば同立戦終了後の無礼講コンパの最後、宴会場の電気を消して真っ暗な中で四回生から一回生までが一緒に肩を組んで唄う『愛唱歌』。

たまらなく感動した。

涙が溢れて、どうしようもなかった。

辛かった練習や、先輩にどつかれまくった場面や、同期と励まし合ったあの日のことが走馬灯のように頭の中を駆け巡り、泣けて泣けて。

やっぱり人生は『感動』だ。

社会に出て、四半世紀。

未だにこんな感動を味わいながら仕事ができていることに、本当に心から感謝したい。

この感動を私に味合わせていただけるお客様、ありがとうございます。

この感動を私に味合わせてくれる社員のみんな、ありがとう!


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