とうとう一人になってしまった母…。

先程、母から電話が入った。

母の姉が亡くなったと…。

母は７人兄弟姉妹の上から３番目で、今日亡くなったのは長女の雅子叔母。

上から四人が姉妹で、その下に三人の兄弟がいたのだが、とうとう母一人になってしまった。

寂しいだろうな…。

もう深く血が繋がった人間は俺しかいない。

母の悲しみを思うと、さすがに胸が痛くなる。

叔母と二人きりになって三年、四女の郁子叔母の三回忌がこの夏にあったのだが、老いた姉妹は寄り添うように一緒にいたものだ。

雅子叔母は体が動かなくなってから蒲郡を離れ、慣れない東京で息子の世話になっていた。

その亡骸は蒲郡に搬送され、28日に通夜が執り行われることになった。

今頃、母は一人で泣いているのだろう…。

きっと早く祖母や兄弟姉妹のところに行きたいと呟いているはずだ。

でも、母は最後の砦。

一年でも長く生きさせる。


もっともっと大切にしなきゃな…。

明日はちょっと顔見に行ってやろっと。


福本の叔母ちゃん、長い間お疲れ様でした。

合掌…。