10ヶ月。

10ヶ月。

昨年４月に入社した新入社員が、早いもので在籍10ヶ月を越えた。

彼等はこの10ヶ月でどれだけ成長したのだろうか。

正直に言えば、新人を育てることが年々難しくなっている。

私を含め、多くの社員にとって彼等とまともなコミュニケーションが取れないことが大きなストレスになっていることは間違いない。

新人なのだからミスするのは当たり前っちゃあ当たり前。

それを責める風土はＭＪにはない。

だけど…。

社会人として、いや『人』として、相手の気持ちを理解せずに平然と行動する無神経さには決して甘くない。

こんなことは仕事をする以前の問題なのだから。

この10ヶ月は俺も永井もまるで道徳の先生みたいだった(笑)。

しかも相手はまるで小学生かと錯覚することもしばしば。

これを『ゆとり世代』と片付けてしまったら、彼等に先はない。

どれだけ理解できなくても我々が諦めずに教えていくしか彼等に未来はない。

感情表現が下手くそな若者たちにも、それだけで済まない事態が必ず起こる。

叱ることはしんどい。

大袈裟でなく、胃を鷲掴みにされるような感覚に襲われ、車の中でガスター10を飲まずにいられなかった。

どうしてこういう時って胃が痛くなるんだろう…。

不思議だと思いません？

名古屋でも東京でも、小さなことだけどいろんなことが毎日起こる。

もちろん新人だけじゃなく、30過ぎたいい大人すらがいろんなことを仕出かしてくれる。

仕事にトラブルは付き物？

そりゃそうだ。

でも、トラブルじゃないんだよね。
ましてミスでもない。

繰り返し言うが『人として』なんだ。


こんな最低限のことだけを理解してくれれば、今の数十倍仕事が楽しくなるのに。

『石の上にも三年』。

せめて二年後の君たちの姿を俺にイメージさせてくれ。