一昨日、弊社のお客様や取引先業者の方々に御見舞いのメールを打たせていただいた。
以下、本文。
お客様各位
平素は格別のご高配を賜りまして誠にありがとうございます。
先日発生しました「東北地方太平洋沖地震」で被災されました皆様に心よりお見舞い申し上げます。
甚大な被害状況の中、復旧作業は大変困難なものになると思われますが、一日も早い復興を心よりお祈り申し上げます。
甚だ微力ではございますが、弊社も一丸となりましてこの災害に対応し、出来うる限りの努力をしてまいりたいと存じます。
弊社に何かご協力できる事がございましたら、何なりとお申し付け下さい。
株式会社 MONOLITH Japan
代表取締役 岩井 良明
以上の文章を送らせていただいたところ、多くのお客様よりご丁寧なお礼とともに、それぞれの地域の現状報告などをいただいた。
しかし、その中に以下のような悲しい返信があった。
以下、本文。
お世話になります。
まず、報告書の回収および修正と再配布をお願いします。
基本となる仕事が中途半場(原文ママ)で投げ出す会社が被災地向けに仕事をしても足手纏いになるだけだと思われます。
文句があるなら受けて立ちますのでよろしくお願いします。
以上。
最後の文面から推察すると、この方は以前私のblogに他社の名を語って誹謗中傷のコメントを書き込んだ人と同一人物かも知れない。
この「報告書」とは、弊社が請け負った某プロジェクトの活動報告書のことで、その中のある表現に対してかなりお怒りになっているようで、報告書の刷り直しや関係者に対する謝罪を求めている方である。
弊社の見解では、その表現については前後の文脈から判断しても大きな問題にならないと判断し、さらに当事者にお詫びのご連絡を取ったところ非常に穏やかな口調で「全然気にしていない」旨をお伝えいただいたものであった。
度重なるクレームの連絡に、このままにはしておけないと考えた私は昨日の朝、直接ご本人に連絡させていただいた。
私「○○さんはいらっしゃいますか?」
X氏「私ですが。」
私「初めまして。私、MONOLITH Japanの岩井と申します。」
中略
X「あんたねぇ!」
私「ちょっと待ってください。あんたはないでしょう。」
X氏「うるさいっ!」
ツーツーツー…。
あれ?電話切れちゃった。
まだ繋がりにくいのかと思い、それから数回電話を掛け直すも、ツーツーツー…。
四度目か五度目だったと思う。
X氏「しつこいなっ!」
私「はぁ?あなたはこんな状況の時に震災よりあなた個人のことを優先するのですか?」
X氏「うるさいっ!私の親戚はもうどこにいるのかわからないんだ、ばかやろう!」
ツーツーツー…。
一方的に叫んで、電話は切れた。
それから10分後、本人から再度メールが入った。
以下、本文。
本日午前8時50分頃電話をいただき
『震災よりあなた個人のことを優先するのですか』との抗議をいただきましたが、現地は大変混乱しており、あなたが土木関係の知識でもあれば道路復旧でも看護師の資格でも持っていれば避難所で看護等なんでもできるでしょう。(原文ママ)
まずは自衛隊その他本職の人間が基盤を整備してそれからです。
一民間人が個別に動いても足手纏いです。
救援物資と言っても日清製粉のカップラーメンやユニクロ等数億円で単一物品をまとまって出せないと仕分け作業や輸送作業で現場に混乱を生じてしまいます。
寄付でもするのが精一杯です。
このくらいのことが理解できないようなあなたはどうしようもありません。
私の親族は時間距離的にまず全員流されてしまっているようです。
いまさらじたばたしても仕方が無いのです。
時の経過を待つ以外に方法が無いことくらいは馬鹿でも判ります。
いきなり電話で文句を言う暇があったら、きちんと仕事をすることが大切です。
文句があるなら内容証明でもなんでも送れば好いでしょう。
受けて立ちます。
以上。
言っておくが、私は電話で文句を言った覚えは毛頭ない。
一方的にどなられて切られただけだ。
私の京都の友人は自分の親戚の身を案じて、数十時間かけて娘と二人で現地に駆けつけた。
1トンの水とたくさんの食料を車に積み、ようやく辿り着いた時、彼の親戚は近所6件にその水と食料を別け、地震発生以来初めてその水でお風呂に入ったという。
本当にいまさらじたばたしても仕方が無いのですか?
数億円単位で単一物品をまとまって出さないといけないのでしょうか?
私や弊社はお見舞いメールの文面で『被災地に行く』とか書いたわけではありません。
この文章を書きながら、何故か涙が溢れてきます。
どうして人はこんなにも違うのか。
『時の経過を待つ以外に方法が無いことくらいは馬鹿でも判ります。』
どの口がこんなことを言うのだろう。
それでもこんな時にこんな輩を相手にする必要もないと思い、仕事をしているとさらに別の方からメールが…。
今度はその事業を担当する大学の教授からだった。
おそらく先ほどの方から連絡が入ったのだろう。
ccで何故かその方にも転送されたようだ。
きっと「私は私でちゃんとこういうメールを送りましたからね。」と言いたかったんだろう。
以下、本文。
以下の記事を見つけました。
なにか参考になるかもしれません。
この記事のなかで、以下のことが書かれています。
『今、あなた方が現地で出来ることは、何一つ無い。現地に存在すること自体が邪魔なのだ。今は募金と献血くらいしか無いだろう。それでも立派な貢献だ。胸を張って活動して欲しい。』
わたし自身は、献血できないので、募金ぐらいはしようと思っています。
モノリスジャパンは会社として募金をしますか?
社員は、献血と募金をしますか?
できないのなら、カッコいいことは言わずに、塾の活動を通じて次世代の若者を育てることに集中してください。
以上。
これ、まがりなりにも大学の教授の文章ですよ。
『募金ぐらいはしようと思っています。』
「ぐらい」って…。
『できないのなら、カッコいいことは言わずに…。』
「できない」って誰が言ったの?
何を勝手に決めつけてるの?
「カッコいいこと」って、何を指してカッコいいと仰っているのだろう…。
混乱した。
いっぱい考えた。
上記のお二人のところには、きっと弊社からだけでなく、多くのお見舞いメールなどが届いているはずだ。
きっとそれぞれの文面に大きな差はないような気がする。
ならば、お二人はその一通一通のメールに私に返信したようなメールを送るのだろうか。
そんなわけないですよね。
だったら、やっぱり利己主義と言いたい。
世の中、おかしいよ。
こんな人たちが善人ぶって、国や行政の予算使って事業やってんだから。
私がこの一連の事象をblogに書くことに関して、批判があるのも承知の上です。
でも…。
だけど…。
やっぱりこういう自分勝手な大人を増やしちゃいけない。
私たちは子どもたちに伝えなければならない。
今はこれ以上彼等の相手はしない。
でも、私は絶対に負けない。
以下、本文。
お客様各位
平素は格別のご高配を賜りまして誠にありがとうございます。
先日発生しました「東北地方太平洋沖地震」で被災されました皆様に心よりお見舞い申し上げます。
甚大な被害状況の中、復旧作業は大変困難なものになると思われますが、一日も早い復興を心よりお祈り申し上げます。
甚だ微力ではございますが、弊社も一丸となりましてこの災害に対応し、出来うる限りの努力をしてまいりたいと存じます。
弊社に何かご協力できる事がございましたら、何なりとお申し付け下さい。
株式会社 MONOLITH Japan
代表取締役 岩井 良明
以上の文章を送らせていただいたところ、多くのお客様よりご丁寧なお礼とともに、それぞれの地域の現状報告などをいただいた。
しかし、その中に以下のような悲しい返信があった。
以下、本文。
お世話になります。
まず、報告書の回収および修正と再配布をお願いします。
基本となる仕事が中途半場(原文ママ)で投げ出す会社が被災地向けに仕事をしても足手纏いになるだけだと思われます。
文句があるなら受けて立ちますのでよろしくお願いします。
以上。
最後の文面から推察すると、この方は以前私のblogに他社の名を語って誹謗中傷のコメントを書き込んだ人と同一人物かも知れない。
この「報告書」とは、弊社が請け負った某プロジェクトの活動報告書のことで、その中のある表現に対してかなりお怒りになっているようで、報告書の刷り直しや関係者に対する謝罪を求めている方である。
弊社の見解では、その表現については前後の文脈から判断しても大きな問題にならないと判断し、さらに当事者にお詫びのご連絡を取ったところ非常に穏やかな口調で「全然気にしていない」旨をお伝えいただいたものであった。
度重なるクレームの連絡に、このままにはしておけないと考えた私は昨日の朝、直接ご本人に連絡させていただいた。
私「○○さんはいらっしゃいますか?」
X氏「私ですが。」
私「初めまして。私、MONOLITH Japanの岩井と申します。」
中略
X「あんたねぇ!」
私「ちょっと待ってください。あんたはないでしょう。」
X氏「うるさいっ!」
ツーツーツー…。
あれ?電話切れちゃった。
まだ繋がりにくいのかと思い、それから数回電話を掛け直すも、ツーツーツー…。
四度目か五度目だったと思う。
X氏「しつこいなっ!」
私「はぁ?あなたはこんな状況の時に震災よりあなた個人のことを優先するのですか?」
X氏「うるさいっ!私の親戚はもうどこにいるのかわからないんだ、ばかやろう!」
ツーツーツー…。
一方的に叫んで、電話は切れた。
それから10分後、本人から再度メールが入った。
以下、本文。
本日午前8時50分頃電話をいただき
『震災よりあなた個人のことを優先するのですか』との抗議をいただきましたが、現地は大変混乱しており、あなたが土木関係の知識でもあれば道路復旧でも看護師の資格でも持っていれば避難所で看護等なんでもできるでしょう。(原文ママ)
まずは自衛隊その他本職の人間が基盤を整備してそれからです。
一民間人が個別に動いても足手纏いです。
救援物資と言っても日清製粉のカップラーメンやユニクロ等数億円で単一物品をまとまって出せないと仕分け作業や輸送作業で現場に混乱を生じてしまいます。
寄付でもするのが精一杯です。
このくらいのことが理解できないようなあなたはどうしようもありません。
私の親族は時間距離的にまず全員流されてしまっているようです。
いまさらじたばたしても仕方が無いのです。
時の経過を待つ以外に方法が無いことくらいは馬鹿でも判ります。
いきなり電話で文句を言う暇があったら、きちんと仕事をすることが大切です。
文句があるなら内容証明でもなんでも送れば好いでしょう。
受けて立ちます。
以上。
言っておくが、私は電話で文句を言った覚えは毛頭ない。
一方的にどなられて切られただけだ。
私の京都の友人は自分の親戚の身を案じて、数十時間かけて娘と二人で現地に駆けつけた。
1トンの水とたくさんの食料を車に積み、ようやく辿り着いた時、彼の親戚は近所6件にその水と食料を別け、地震発生以来初めてその水でお風呂に入ったという。
本当にいまさらじたばたしても仕方が無いのですか?
数億円単位で単一物品をまとまって出さないといけないのでしょうか?
私や弊社はお見舞いメールの文面で『被災地に行く』とか書いたわけではありません。
この文章を書きながら、何故か涙が溢れてきます。
どうして人はこんなにも違うのか。
『時の経過を待つ以外に方法が無いことくらいは馬鹿でも判ります。』
どの口がこんなことを言うのだろう。
それでもこんな時にこんな輩を相手にする必要もないと思い、仕事をしているとさらに別の方からメールが…。
今度はその事業を担当する大学の教授からだった。
おそらく先ほどの方から連絡が入ったのだろう。
ccで何故かその方にも転送されたようだ。
きっと「私は私でちゃんとこういうメールを送りましたからね。」と言いたかったんだろう。
以下、本文。
以下の記事を見つけました。
なにか参考になるかもしれません。
この記事のなかで、以下のことが書かれています。
『今、あなた方が現地で出来ることは、何一つ無い。現地に存在すること自体が邪魔なのだ。今は募金と献血くらいしか無いだろう。それでも立派な貢献だ。胸を張って活動して欲しい。』
わたし自身は、献血できないので、募金ぐらいはしようと思っています。
モノリスジャパンは会社として募金をしますか?
社員は、献血と募金をしますか?
できないのなら、カッコいいことは言わずに、塾の活動を通じて次世代の若者を育てることに集中してください。
以上。
これ、まがりなりにも大学の教授の文章ですよ。
『募金ぐらいはしようと思っています。』
「ぐらい」って…。
『できないのなら、カッコいいことは言わずに…。』
「できない」って誰が言ったの?
何を勝手に決めつけてるの?
「カッコいいこと」って、何を指してカッコいいと仰っているのだろう…。
混乱した。
いっぱい考えた。
上記のお二人のところには、きっと弊社からだけでなく、多くのお見舞いメールなどが届いているはずだ。
きっとそれぞれの文面に大きな差はないような気がする。
ならば、お二人はその一通一通のメールに私に返信したようなメールを送るのだろうか。
そんなわけないですよね。
だったら、やっぱり利己主義と言いたい。
世の中、おかしいよ。
こんな人たちが善人ぶって、国や行政の予算使って事業やってんだから。
私がこの一連の事象をblogに書くことに関して、批判があるのも承知の上です。
でも…。
だけど…。
やっぱりこういう自分勝手な大人を増やしちゃいけない。
私たちは子どもたちに伝えなければならない。
今はこれ以上彼等の相手はしない。
でも、私は絶対に負けない。