震災から一年。

一年前、マネージャー会議をしてた時に大きな揺れを感じた。

すぐに社員とともにビルの外に出ると、新目白通りの向かいのビルが恐ろしいほど揺れていた。

東京が震源地に違いない。

そう思ったのも束の間。

ワンセグを観ていた永井が『社長、東北です！』と叫んだ。

えっ!?東北!?


ワンセグを凝視していた私たちは、忘れようにも忘れられない映像を見続けた。

二日後、私は51歳になった。

誕生日当日、モノリスの新卒会社説明会があり、こんな状況でも参加する学生のために話さなければならないと思って憂鬱な気持ちのまま説明会に出席した。

説明会が始まる直前、会場後方に座っていた二人の女子学生が、

『もう朝から地震のニュースばっかりでつまらんね。』と話す声が聞こえた。

マジでぶん殴ってやろうかと思った。

たった数百キロ離れているだけの自分たちの住む国で起こった、この未曾有の災害を目にして、よくもそんな口がきけたもんだ。

さすがにあの日の説明会は冷静に話せなかった記憶がある。

あれから一年。

自分や自分たちにできることを後悔なくやってきたと言えるのか。

今日という日に、日本中で一年前を思い出しながら普通に生きている人々がいる。

私も含めて。

生き残った私たちにできることは、与えられた命を粗末にせずに精一杯生きることなんだろう。



これからは今までより更に明るく元気に生きていかなきゃ、ね。

あらためて東日本大震災でお亡くなりになったすべての方々のご冥福をお祈りするとともに、被災地の一日も早い復興を願います。


頑張ろう、ニッポン！