暑い東京から名古屋に戻ったけど、やっぱり名古屋は輪をかけて暑いよ。
これから三ヶ月ぐらいは地獄の日々が続くんだろうな。
昨日、営業から戻って、ものも言わずに応接室に飛び込み、スーツとワイシャツを脱ぎ捨てシャツ一丁になって涼んでいたら、制作の人々に笑われた。
お前らにはどうせわからへんねん(泣)
電車三回乗り換えて、そこからタクシーでたどり着き、商談終わってタクシー呼んで、またまた電車三回乗り換えて、高田馬場から干からびる寸前で戻ってきた50のおっさんの悲哀がさ。
しかも!
帰りに呼んだタクシーの運ちゃんには嘘つかれた。
私『すみません、駅までお願いします。』
運ちゃん『駅ってどちらの駅まで?』
私『そりゃ八王子みなみ野駅だけど、そんな聞き方するってことはひょっとして八王子駅も近いの?』
運ちゃん『ほとんど変わらないっすよ。せいぜいワンメーターですかね。』
私『そうなの?そんなら八王子まで行ってよ。』
かくしてタクシーは八王子へと向かった。
行きのタクシーは八王子みなみ野駅から目的地まで1250円。
ところが1250円を超えても一向に八王子駅に着く気配がない。
私『運転手さん、俺、行きはみなみ野駅から1250円やったで。』
運ちゃん『え?お客さん、行きもタクシー乗られたんですか?』
ん?さては…。
私『おい、運ちゃん。あんた、騙したな。』
運ちゃん『とんでもない。あれー、おかしいな。同じぐらいのはずなんだけど…。』
私『何言うてんねん!もう2000円超えとるやないけぇ!』
運ちゃん『(びびって)すみません。ここでメーター切りますから。』
私『金の問題ちゃうわ!お前、どこの会社や?!』
運ちゃん『勘弁してください。会社に連絡されたらワシ…。』
私『ワシちゃうわ、ボケッ!』
メーターが2330円を示した時、ようやくタクシーは八王子駅に到着した。
運ちゃん『お客さん、1500円でいいですから。』
ん?1250円ちゃうんか?
私『金の問題ちゃうわ!金はちゃんと払うけど、お前、絶対許さんからな。』
すると運ちゃん。
つり銭箱におもむろに手を突っ込むと、100円玉を十何枚かむんずと掴み、『お客さん、これで許してください!』
え?俺ってそんなに怖かった?
私『そんなもん、いらんわっ!』
そう言うと、タクシー会社の社名も控えずにタクシーから降りた。
ちきしょう、なめやがって。
汗が噴き出し、怒りで胃が痛くなり、さんざんな思いで帰ってきたのよ。
わかる?制作室の諸君!
でも、タクシーの悲劇はこれで終わりじゃなかったのよ┐('~`;)┌。
続く…。
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タクシーの話【その1】
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